旅行中にふらりと立ち寄ったヘルスで、
とても話し好きの女の子に当たった。
私が持っていた大きな旅行鞄を目ざとくみつけ、
「どうしたのその荷物。どっか行ってきたの?」と話しかけてきた。
私が、旅行中であることを告げると、
「へえ、いいなあ。私も旅行大好き」と、話は一気に旅行話になった。
普段の私なら、大いに歓迎し、
得意になって旅の薀蓄を披露するのであるが、
そのときは短いプレイ時間を選択しており、
また旅行中ゆえ、とてもナニが溜まっていたので、
早くプレイに入りたくてしょうがなかった。
だから「ウン、ウン」と完全に聞き役。
しかし、女の子はこの話題をかなり引っ張ってくる。
ここで女の子の話をさえぎって、
プレイに入りたい、と言うことができればいいんだけど
生来気が弱い自分は、どうしてもできない。
そんな内心の焦りをよそに、女の子は、
「いままで行った場所で、どこが一番良かった?」
とか聞いてきたりして、話を終わらせる気配が微塵もない。
屈託なさそうな女の子だけど、これはひょっとして、あの悪名高き、
会話盛り上がりを装った、プレイ時間短縮(もしくは消滅)戦術なのではないか、と嫌な考えもチラリと頭に浮かび、
これは地雷をひいちゃったかな、と思い始めた、そのとき、
「あ、やばい。そろそろ始めよっか」と、女の子の口から、待望の一言が。
ホッ、とした。
その後、その女の子は、
プロの技で、時間内にきっちりイカせてくれたけど、それにしてもやきもきしたなあ。
ずっと話し続けて時間が終わったりしたら、どうしようかと思った。
私は、「プレイ時間はなくなっちゃったけど、女の子と楽しく会話できて満足だった」みたいな、
そんな人のいいお兄さんのような心境には、とうていなれそうもありません。
天風(36)
3 uf♪
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